2017.07.24
平成29年7月3日に、国税庁より平成29年分の路線価が公表されました。
路線価とは、相続税や贈与税を計算する際に基準にする土地の評価額を言います。主な道路に面した土地の1㎡単位の価格が算定され、毎年、国税庁より公表されます。
現在、路線価のデータは国税庁のHPから平成23年分から平成29年分までの期間について見ることができます。
今年(平成29年分)の路線価は全国平均で前年比0.4%を上回り、2年連続の上昇となりました。全国最高路線価は、東京銀座(鳩居堂前)で今年は1㎡当たり4,032万円となり、平成4年のバブル時代を超え過去最高額を記録しました。
ただ、大都市での値上がりに対し、値下がりが止まらない地方都市やバブル時代の1割を切る都市もあり、路線価の推移には地域間格差が顕著に見られる状況です。
平成29年分の相続税や贈与税を計算する際には、平成29年分の路線価を使用します。
実際に土地を評価する場合、1㎡当たりの路線価に対し土地の位置や形により修正を加え、最後に土地の面積を掛けて計算します。
路線価は土地評価の出発点であり、その上昇や下落は土地の評価額を変動させ、相続税や贈与税の税額にも影響を与えます。相続税の基礎控除の引き下げとともに路線価の上昇は、相続税の課税範囲の拡大につながります。事前の相続税試算による現状把握や相続税対策の検討が必要となります。
お気軽にお問い合わせください
お電話でのお問い合わせ・ご相談はこちら
0422-29-7012
受付時間:9:00~17:00(土日祝祭日を除く)
※時間外のご相談にも対応しておりますので、
事前にご予約ください。
大変申し訳ございませんが、現在、新規でのご相談等の受付は定員に達したため締め切らせていただいております。
0422-29-7012
<受付時間>
平日 9:00〜17:00
※ご相談は事前予約制です。
※メールでのお問い合わせは
24時間受付しております。
お気軽にご連絡ください。